2019-2020のフランス旅では、またばんのご両親のお家に泊めていただいた。
ばんの祖父母のおうちを売って、家具や雑貨などを持ってきた、気に入ったものを持って帰ってもいい、と言われたので、色々と見せてもらったところ、とても興味深いものがあったので、記録のために綴っておきたい。
昔のお裁縫セット
ばんのおばあちゃんが使っていたもの。手編みのレースがとても可愛い。
お裁縫道具。
ばんのママもお裁縫が好きで、色々なものをわたしに作ってくれる。
昔の写真
一つの日に焼けた箱を開けると、たくさんの写真が出てきた。ほとんどは白黒のもので、ばんもばんのママもわからない人たちが写っていた。
古い写真はなんと1910年代のものからあった。日本ではそんな写真は一般の家庭では見かけることはない気がする。少なくともわたしはひいばあちゃんの写真など見たことがないので、かなり驚いた。
第二次世界大戦中の写真。
だれかわからないけれど、映画のスターのような、かっこいいお兄さん。
後ろに西暦が丁寧に書かれていた。
フランスでも昔は写真が高価だったため、お祝い事のときなどしか撮らなかったそうだ。だから、ひいおばあさんの時代の写真は、大半が結婚式のものだった。
今は手軽に写真が撮れるようになったし、デジタルで手元に残すため、紙で現像することはほとんどない。けれど、こんなふうに手にとって思い出を共有できるのもいいなあ、と感じる。